坐禅の仕方と悟り,見性,身心脱落:井上貫道老師の庵 まとめサイト

Dharma Talks of a perfectly enlightened Japanese Zen Master Roshi Kando Inoue 井上貫道老師が、悟りを体現された経験から坐禅の方法や仏道について語られたものを掲載しています web上に散見される魯山貫道老師のことばも引用掲載し、まとめブログとしました ( これは参禅者によるブログであり、公式サイトではありません ) このブログが正師への参禅のきっかけになりますように

法界定印


坐禅は正身端坐(しょうしんたんざ)するだけではない

正身端坐(しょうしんたんざ)とは、目を開いて、結跏趺坐や半跏趺坐に坐り、法界定印(ほっかいじょういん)を結び、舌を上顎につけて、前後左右に傾かないように身体を整えて、欠気一息(かんきいっそく)して、左右揺身して止まり、坐禅の格好を整えること



坐禅のやり方


350zafuonzabuton_FotoSketcher「今のありように本当にこう、いてごらん。他で見つかることはないんですよ。

「他の時間帯で」「どっか他所で」「何か」。そんなことはないです。今の様子の中にあるんだから、いつでも。

一番厄介な問題なんですよ、これ。坐禅して。
一番厄介な問題でしょ。

一応、形を作らせて止静を入れて、坐禅始めますよってって、一応そこに坐ってるけど、
鐘が鳴って、経行ですよとか、抽解があって止まって、
また坐るんです。

だけど坐ってる時のありようはどうあったらいいかっていうことが、一番問題なんでしょ。」
― 井上貫道老師





「修行は「思い」ではないんです。 『こうやればいいんだ』って方程式を立てておいて、それに沿ってやることではないです。」
― 井上貫道老師






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動画:座禅の仕方=結跏趺坐と半跏趺坐,目は必ず開く,法界定印, 左右揺身,経行(きんひん)

井上貫道老師坐禅姿
【動画からのメモ】
禅堂に入堂したら、足を揃えて、合掌低頭 聖僧様(しょうそうさま 文殊菩薩etc.仏像)に対してする
そこから、指定された経路で単に向かう
単 たん 自分の坐禅の場所

隣位問訊 りんいもんじん 自分の単に向かって合掌低頭(がっしょうていず) 意味は、両隣の人に対する挨拶 うるさいことを言えば両隣の人はそれを受けて合掌する
右回りに回って、次に自分の単を背にして合掌低頭(対座問訊)

対座問訊 たいざもんじん 隣位問訊のあと、右回りをして、自分の単を背にした状態で、問訊 これは自分の真後ろの人に対する挨拶 された人は(かなり離れているし、背中側なので見えないが、背中で気を感じたら)それを受けて合掌する

結跏趺坐 けっかふざ 
半跏趺坐 はんかふざ

法界定印 ほっかいじょういん 卵型に作る 一度両手を持ち上げて卵型になっているか目視で確認してから、ゆっくりとその法界定印を降ろす

左右揺身 さゆうようしん 坐禅をする前にし、坐禅を終えて立ち上がる前にもする

経行 きんひん 歩行禅 動いている時の坐禅 一息半歩 歩くことのスローモーションではなくて、動いている時と止まっている時とがある

坐禅(止静しじょう)の始まり 鐘が3回鳴る 三声(さんせい) 

坐禅の終わり 経行がある場合は鐘は二声(にせい) しかし、その後食事になる時、すべて終了など経行がない場合は鐘は一声
[ 禅堂生活はすべて鳴らし物で合図される
食事時には、小食(粥座)、中食(斎座)、薬石には鳴らし物が鳴るが、使われるものが異なる
終わりには終わりの鳴らし物がある 食事の時の、着座の鳴らし物、起立の鳴らし物がある
作務の開始、終わりも鳴らし物で合図される ]


坐を解く時は、急に立ち上がらず、左右揺身をする 坐禅始まりの時と違って、この場合の左右揺身は始め小さく、だんだん大きく左右揺身をする [ 急にたちあがると起立性低血圧やひどいめまい(頭位性眩暈)を起こして危険なので、(他の人に合わせようとして)慌てずに、まずは、5,6回ゆっくり左右揺身してから、ゆっくりと立ち上がって(再度ひざまずき、さらに坐蒲をふくらませます そして立ち上がります)ください ]

経行(きんひん) は、叉手当胸(しゃしゅとうきょう)(叉手した両手を胸の高さに置き、胸から握りこぶし1個くらい離す 両肘は張る(脇があく))して、一息半歩 息を吐いた時に足を半歩分前に進める その時両足に体重が均等にかかるようにすると安定する(この時は停まる この間に息を吸う) 次に息を吐きながら反対の足を半歩進める 以上を交互に繰り返す
右足を半歩進める→両足に均等に体重をかけて止まる→左足を半歩進める→両足に均等に体重をかけて止まる→右足を半歩進める→両足に均等に体重をかけて止まる→左足を半歩進める→……
となるので、経行は歩行のスローモーションではありません


経行終了の合図は、鐘が一声なるので、鐘がなったら、叉手の手のまま(合掌はしない)、低頭
合掌はしないで、頭を下げるこの動作を揖(いつ)と言う(中国特有の挨拶)

その後、普通のスピードに変えて、右回りのまま自分の単に戻る
自分の単に戻ったら、自分の単に向かって合掌低頭(=隣位問訊)、右回りに回って自分の単を背にして合掌低頭(=対座問訊) 東司(とうす=便所)に行く人は退出、行かない人はそのまま後ろ向けに単に坐して、坐禅をする


坐禅 今までどこかで聞いた坐禅に対するイメージや概念は持ち込まないこと 「今日は気持ちよく座れた」「今日はうまく行った」と言うような方は、すでに坐禅に対するイメージがあるので、そういう評価をするのであって、これでは、坐禅になりません

教えが守りにくいのは、目を開くこと

頭の考えを追っていて、目を開いていても、目の前が見えない人がいる これは全く坐禅とは言えない

動画はパスワード保護されています


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坐禅の組み方 http://zazen.blog.jp/archives/1029047318.html   ※
に図を挿入しました

hokkaijoin 








法界定印(ほっかいじょういん) 



坐禅の組み方 つまり坐禅の時にどのように身体を整えるかについては、上記※にありますが、

坐禅する間、どのようにして過ごすのか、坐禅の仕方については、

メニューの「座禅の仕方・坐禅の方法」をクリックすると、すべての記事が読めます。



坐禅は、道元禅師の普勧坐禅儀による只管打坐をすべきであると井上貫道老師は常々言われています。

数息観、公案工夫(公案禅)を用いません。

 
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禅 座禅の心構え ~2012年9月井上貫道老師・東京都青梅禅会より①

以下井上貫道老師より御挨拶、座禅の心構え、座禅指導


 坐禅のやり方、坐禅の実践方法 ← ここにも井上貫道老師が詳しく話されています


ご丁寧な紹介並びにご挨拶頂きましてありがとうございます。
それほど忙しい者ではございません。
暇だから出てきているので。

というのはですね、誰も一日は24時間なんですね、
だからそれを超える人もなければ、それよりも短い生活をしている人もない程、
あとは何処にいるかだけなんですね。

それで何処にいるかをよーく見ると、
皆さんどういう風に考えているか知りませんが、
掛川から東京まで来るの大変だねっていうけど、この身体ずーっと運んでいるだけなんですね。

皆さん今日一日だってそうでしょう。
この身体がいろんなところに行っているだけじゃないですか。

それをよく見るといつもここにいるんですね。

ここというのはこの身体のあるところです。
自分がいるんですね。

そういう意味では行き来するものがないんです。

頭の隅で掛川と起点を置いて東京ってやると、掛川と東京まで大変だって思うけど、
この身体をずーっと見てると、ずーっとこの身体のあるところの様子だけがあるんですよ。
どこへも行かない。


そういうことが伝えたい事なんです。

間違えなくそうなんです。


そうすると忙しくなくなるでしょ?

あそこ行かなきゃ、ここに行かなきゃってそんな事無くなるじゃない。
今この身体のあるところのあり方をきちっとやって行けばそれで済む事でしょう。

それでこの後、座禅をして頂くのだけども、座禅について心構えという事だけども、
こういう事言ったらいいかと思うんですよね。


人は考えていない時に悩んだ事はない。

どうですか?
(左図はイメージです)

自分の中に考えが浮かばない時は悩まない。

どうですか?

そういう体験はわかりますか? kandoroshiteishochu16062326


悩むっていう時には、あーどうしようか、あのときに、あの人と、、、
そうやっていろんな事思い起こして
考えてること、やり始めるとものがよくわからなくってどうしようかって
いうことになるんだけども

考えること止めている時はものすごく、クリアーでしょう、物事が。


で、何をするってことも必要のないくらい穏やかに、そこで生活していて
しかも自分のその内容が自分で手にとるように明確にわかって
疑いが一つもそこにはない。


そういうことで坐禅をすることは自分自身を見究めるってことなんでしょうね。


だから、最初から自分のそういう風な姿というものが今現前とありますから、
尋ねなくていい、それが坐禅のおもしろいところですね。

距離がないってことです。

今間違いなく自分のあり方ですから、
その自分の間違いない自分のあり方がここにあるから、
それがですね、探さなきゃわからないようなものじゃあない。
ということですね。



坐禅をするとき、たずねない、

尋ねないっていうことは、距離がないていうことですね。

これが坐禅の時の、どういう風にしているかっていう時にこういうことです、


尋ねない、

距離がない、

隔てがない、

これがですね、皆さん方にこういう話をしたときに、なぜか難しいんですよね。
なぜか難しく感じるんです。


それは皆さん、普段生活しているときに、必ず向こうに対象物を置いて、そしてそれに
一緒になるということをやっているんですねー。

そういう生活しかしてない。


だから対象物もないから、いきなり自分自身の様子ですから、そうすると
探さないということはですね、すごく難しいんですね。

探すほうが楽なんですね。

探すんだったらやることがあるから。


やることがあるといいんだけど、これ(坐禅)、やることないんだよー。座っていて、
やることがないと、皆さんの頭の中がパニックになる。

どうしてパニックになるかというと、
何もしない、どうするんだろうって考えるからですよ。

それを止めるのですね。

そういう思考を止める。

そうすると、今こうやって身体全体で活動している動きがそのまま、そこにさらけ出されます。

それを皆さんが見ることが、自分を見究めるって事になるんですね。

まあ後でゆっくり話はしましょう。
    (長いので下に続きあります)









禅 座禅指導 ~2012年9月青梅禅会より②  
続きです。

椅子に座ったままでの坐禅指導をしていただきました。

それでは席を後ろ向きにしましょうかね。

五分くらい、作法を簡単に説明をして、30分くらい座ってみたいと思います。


まずですね、

椅子に腰掛けて頂いた時に、背もたれがありますが、せっかくの背もたれは利用しません。

背もたれから離します。

要するに、自分の力で背中を伸ばすということです。




それでは下のほうからやりますが、

足を肩幅くらいにちょっと開いて頂いて姿勢を起します。

顎を引きます。
顎を引くっていうのは、頭を垂れるってことではないんですね。
頭をまっすぐにしたまま、顎を引き寄せる。


でそれから膝の上に置いた手を両方仰向けにいたしまして、左手の上に右手を、
そして親指の先を軽く触れ合わせてそこに楕円形を作ります[法界定印ほっかいじょういん]。


そしたら肩の力を抜いておろします。
下ろした位置はあまり前の方に出すと肩を引っ張りますから、できたらお腹の方に触れるように寄せてください。
そして肩の力を抜いてください。


次に口の処理です、
口は結んで頂いて、舌べろの先を上歯の付け根に少し着くようにします。
そして、唇、歯、を結びます。


力を抜いて体が萎むような感じで息をずーっと吐いてください。
吐ききったら大きく息を吸ってください。
そしてゆっくり吐きます。

三、四回そうやって腹式の深呼吸をして頂いたら、静かに止まって、これから30分位座ります。



鳴り物を入れますので次の鐘がなるまでの間


もう一つは目の処理ですが
目は開けて頂いて座ります。

これはなかなか話をしているのだけども、目を瞑って座られる方が圧倒的に多い。
座禅は目を開けて座るのが一応正式と言っていいでしょう。


それには深い訳があります。
目を開けて座る。
だいたい前方45度位の視線にして頂く。
そうすると半眼位の目の開きになりますので、そういった形で目を処理します。


ここまで出来たら、椅子の場合はですね、ちょっと作法が変わりますが
体を少し左右にゆっくり振ってください。
曲げてください。
それは上半身、腰から上の体を楽にします。

緊張を解す意味がございますので力を抜いてゆっくり左右に曲げていって、
その時に息を吐いて曲げてもらうとさらに効果があります。

そして息を吸いながら元に戻して、腰の付け根からずーっと
四、五回そうやって体を緩めて頂いたら中央に止まって頂いて、
今度は息をゆっくり静かに全部吐き切って頂きます。



 坐禅30分しました。


坐禅の途中、老師は静かな声で、


目を開けて下さい。

目の前の様子が見える、いろんな音がします。

それらは考え事ではありません。

見たもの、聞こえたものに価値判断をしなければ、事実そのものに触れています



と語られ更に坐禅は続きます。


 坐禅のやり方、坐禅の実践方法 ← ここにも井上貫道老師が詳しく話されています





引用元:
http://ameblo.jp/10wanko28/entry-11498533585.html
http://ameblo.jp/10wanko28/themeentrylist-10067613814.html





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