伝光録現代語訳 瑩山禅師 釈迦牟尼如来の巻

傳光録・釈迦牟尼如来の巻【本 則】
傳光録・釈迦牟尼如来の巻【機 縁】
傳光録・釈迦牟尼如来の巻【拈 提】

↑ tapas (タパス 苦行 梵語)が無意味だと知り、菩提樹下で坐禅を組むゴータマ(瞿曇ぐどん)
ここで言う「我」とは、釈迦牟尼仏その人のことではない。

成道(=悟りを開いた)されたばかりのゴータマ・ブッダ
大衆よ、瞿曇ぐどん(ゴータマ)が人々とともに成道したのか。
【伝光録 首章 釈迦牟尼如来の項の 頌】

一枝秀出老梅樹
荊棘(けいきょく)、時と与(とも)に築著(ちくじゃく)し来たる
梅の樹に、一枝ひときわ秀でて咲き、
伝光録原文省略
伝光録釈迦牟尼如来の巻 井上義衍老師の提唱
昭和の老古仏とされる 井上義衍老師の提唱 『無相傳光録』本文より

↑ 『無相傳光録』著者 玄魯義衍老師 (1894-1981)
「釈迦牟尼仏、明星を見て悟道して曰く、我と大地の有情L、同時に成道すと」釈尊が明星を一見せられて、大悟をされたということがあります。
これはどういうことかといいますと、従来の人間生活というのは、みな人の見解です。みんなが、生きておるといいますけれども、(黒板に書かれる)これを「識心」といいますけども、みなが一番尊がっておる心です。理性とか理知とかいつて、人間最上の心の在り方だと思っておるです。こういうようなものによってみんな生きておる。
ところが、本当のことを知ってみると、これが一番災いするものです。迷いの根元はこれなんです。人間の理性であり、理知そのものが、自分たちを迷わし、狂わし、困らせる材料です。そういうことをみんな知らんのです。
常済大師[傳光録の著者の瑩山紹瑾禅師のこと]も、やはりこのことがお分かりにならなかった。
ところが、大悟なさってみると、なる程これは本当に毒だ、こういうことがしつかりお分かりになった。
釈尊も、これ(識心)によって自分に迷わされて、初めの六年間、難行苦行されたけれども、それはただこれ(識心)を苦しめてみたり肉体を苦しめただけで、なんの効果もなかったということなんです。それに気がつかれたんです。
そして只管打坐の坐禅をされて、そこで初めて、人間のこの(識心)の意識の生活から完全に離れきっておる真相を得られた。それがここの「明星を一見せられて悟道された」という点です。すべての人の根元を見抜かれたんです。自分と同じものであるということをしつかりと知られた。釈尊一人じゃないんです。みんなそういうものであることに徹底をされた。ここに救いがあるんです。
その見性悟道した自己というものが残っておると、六根、六境としての脱体の様子というものが手に入らん。それだから、得た境地の如く、これを悟後の修行じゃいうて、どうかしなくてはならんようなことが沢山起きてくる。そういう隔たりがあることを常済大師も感じられたところがおありになる。
得た人が居る間は役に立たんということです。得た人が居らんようになると、始めて、この通りの自分の今の生活の事実がそのまんま。そうなってきますと、どうなるかというと、今「ポン」(老師が手を打たれる)という〈「ポン」が、今で、本当に一果も表もない、ズバーと、それで終りです。全て。もう何を、どうしなければならんという事が全くなくなって、それで終ってゆく。
そういう人に本当はなりたい。ならなければ、本当に法体としての自分であり、脱落身心といわれる姿ではない、ということがあるものですから、それでこういうことを言われた。
無相伝光録提唱ー井上貫道老師 をZOOMでオンライン配信しています
釈迦牟尼如来の章については貫道老師の提唱のデータを持ち合わせていませんのでここには掲載できません。

↑ 『無相傳光録』著者 第86代・玄魯義衍老師 (1894-1981)
↓ 第87代・魯山貫道老師

毎月実施の伝光録ZOOM配信では、このあと(上の本文を読んだ後)井上貫道老師の師の玄魯義衍老師の『無相傳光録』を提唱されます。
『無相傳光録(瑩山けいざん禅師)』提唱 by井上貫道老師 の
ZOOMライブ配信・録画配信(毎月)のお知らせ
このブログ初めてやって来た方もご参加下さい【初心者歓迎 参加資格不要】鎌倉時代に出現した悟りの継承者・瑩山禅師Keizan Zenji の提唱録に『伝光録』と言う貴重な禅籍があります。
それには、仏道を釈尊からインド、中国、日本へと伝えてきた歴代の祖師方53代(下記)までの伝記やエピソード、悟りに至る機縁が記されており、深い学びの機会となっています。
釈迦牟尼如来⇒2代・摩訶迦葉尊者⇒……⇒28代・般若多羅尊者⇒29代・菩提達磨大師⇒30代・二祖慧可大師⇒……⇒33代・大満弘忍禅師⇒34代・大鑑慧能禅師(中国第六祖)⇒35代・青原行思禅師⇒36代・石頭希遷禅師⇒37代・薬山惟儼禅師⇒38代・雲厳曇晟禅師⇒39代・洞山良价禅師⇒……⇒51代・天童如浄禅師⇒52代・永平道元禅師⇒53代・孤雲懐奘禅師(伝光録はここまで)⇒……⇒55代・瑩山紹瑾禅師⇒56代・明峰素哲禅師⇒……⇒86代・玄魯義衍老師⇒87代・井上魯山貫道老師
傳光録の歴代の数え方(釈尊を含まない)とは1代ずれます傳光録ZOOM配信の希望者は、詳細を https://zazen.blog.jp/archives/1082989132.html
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