悟ると感情がなくなってしまうのでしょうか?



悟るとどうなるのかということは、参禅者の気になることの一つです。
中でも、

・悟りを開くと、喜怒哀楽の感情がなくなるのではないか
・逆に、悟った人はいつもニコニコしているはずだ。

などと思ってしまいがちです。



なぜか涙が流れて来るのです―松本自證師

123bba1b2c02fccc2f54bda1d23b099b_s(松本自證師いわく)
以前、Mさんとは一緒に修行していましたが、病気でなくなりました。

彼と一緒にあるお店に何回か入ったことがあるのですが、いまでもその前を通ることが時々あるんですね。


そのお店の前を通ると、知らないうちに、涙が流れて来るのです。

その前を通るたびに、なぜか、涙が頬を伝わって来るのです。


でも、そこを通り過ぎると、いつの間にか涙は止まって、別の様子になっているのですね。


(少し笑いながら) 坐禅をしているご主人が怒ったからと言って、「そんなんでは修行が足らないわね」などと言わないでくださいね。


―松本自證師


関連記事 【質 問】悟った人は、人の気持ちを超越してしまうのですか? をご覧下さい。


 
 「松本自證師とは」 に登録する  ハンドルネーム可 今まで400名様以上が登録されています


◯松本自證師の関西禅会は次回2020年5月または6月の日曜日に、神戸三宮で行われます。 ネットでの申込みは2ヶ月前から。お申込みは、こちらへ


◯松本自證師のサイト(ホームページ)はこちらへ
遠方で東京や関西に行けない方、スケジュールが合わない方は、パソコンやスマホを使ってのネット坐禅会もされています



koshojisodonaibumini[管理人註 ] Mさんは、管理人も存じ上げていました。熱心に修行をされている方でおまけにとても謙虚であり、好感のもてる青年でした。

修行に打ち込んでおられ、この方こそ、出家されたら理想の雲水になるのではと思わせるような方で、立ち居振る舞いも美しかったのです。

お寺に泊まると、布団を敷いたあとは、消灯後も自分の寝具の上で坐禅を楽しんでから休まれるのが常でした。一日中接心で坐ると夜には脚がかなり痛いものです。 それを、彼は夜具を展(の)べてから1時間以上坐られていたかもしれません。

大企業に勤めておられましたが、やがて修行に専念するために若いのにそこを退職して、師匠と同じ町に移って近くにアパートを借りて、そこからお寺に通って修行をする生活をされました。
病気発覚後は、出家をされて専心されました。 合掌礼拝