坐禅がうまく行かない本当の理由

これが理由―①わざわざ回り道をしている ②坐禅中の思い・考えを相手にしている

①わざわざ回り道をしている

老師は、ここでは説明をされていませんが、
「自分には悟る資格がまだないので、善行に励もう、徳を積もう」
「慈悲深い人・優しいでないと悟れない」
などと考えて、自分で結果を先延ばしをするとかがあります
哲玄老師や貫道老師は、悟る前は、お二人ともどちらかと言えば、短気な怒りっぽい性格だったと本人たちが言われています

悟りを開いた方々が、異口同音に「誰でも悟れますよ」と言われるのに、「とてもとても自分のようなものには、悟りなんて無理です」と言って、それを信じられないのは、仏道的に言うと、謙遜に見えて、実は高慢、増上慢の変形と言われます。 つまり、卑下するのも高慢の一種で卑下慢と呼ばれています そもそも、存在しない「自分」という固定的なものを勝手に立てているからです

「戒律を厳守しないと悟れない」と、勝手に信じ込むのもわざわざ回り道をしている例です
もしくは、それを逃げ口上に使って、「戒律が戒律が」と言って、少しも本当の仏道に励もうとしないのです


回り道のもう一つには、

「只管打坐は難しいので、まずは、数息観などから始めよう」
などと自分勝手に修行に段階を設けて、結局、数息観もはかどらずに、長年が経過してしまい(年もとり)、やがて、修行の真剣さが失われてしまう
などがあると思います 


「ヨガをやって、身体を浄化して、悟りやすい身体にしてから修行に励もう」
「悟るためには、クンダリニーを目覚めさせないといけない」
等というのも、回り道と言いますか、体の良い「逃げ道」ですね
(ヨガしか知らない人はしようがないですが、正法に出会った人が、わざわざ今からそういうところに時間をかけるのは、逃げているのだと思います 老師の話をちゃんと聞いていないのかもしれません)

 [ この部分の文責は管理人にあります ]


②坐禅中の雑念・思い考えを相手にしている

修行してもなかなか悟りにたどり着けない理由②―坐禅中の雑念の処理を知らないから

坐禅中の雑念・思い考えの対処方法
[註] 老師は、雑念という用語を一切使われませんが、ここでは、参禅されていない方を対象に、わざと「雑念」という文字をタイトルに使用しています。

ちなみに、道元禅師の『普勧坐禅儀』にある雑念つまり、思い・考えは、大きさで3つに分類されていて、
それは、念・想・観の3種です。
普勧坐禅儀の本文には、「念・想・観の測量(しきりょう)を止(や)めて、作仏と図ること莫かれ」とあります。



『真実とは悟りとは修行とは禅とは』のamazonに載せられた抜粋↓

井上貫道老師:
「では坐っているときにどうやって過ごすか。

坐る時のあり方として、

問題になるのは思量分別、色々なことが思えるというか、出てくるというか、

あるいはこちらから(意図的に)考えるということがあります。

…坐禅中はそういうものを、とにかく相手にしない。

出てくる思いに対して、自分の見解で識別しない。

いわゆる善し悪しを図らない。

これは良いこと、これは悪いこと、これは正しい、これは間違っているというようなことをやらない、

ということです。 

もう少し具体的に話をすれば、坐っていて色々なことが出てきたときに、4b0fc9cb5ac42a45611d7347609a1d88_s
人間と言うものは、気に掛かることが結構あるものです。

ですから通常は、その気になっていることを解決しようと思って、
自分の頭の中で色々なことを始めます。

これをとにかくやらないことですね。
だからどのようなことが出てきても、
思い出したものや考えたことで気にかかることがあっても、
それを相手にどうこうする、手を付けて過ごすということをしない。

また、その出てくるものに対して出ないようにするようなことも一切しません。

こちらから造作をして、作り変えるようなことは一切しないで坐るのですね。

それが坐禅をする時の工夫と言われる修行のあり方です。」

―以上は、アマゾンの下記著書からの引用


「言うとおりやってみようか・・・」なんて遠慮がちにやるからスカッと行かないんだね、半分ぐらいの人は。―井上貫道老師




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