坐禅には分厚い布団を坐布の下に敷きます
「尋常[よのつね] 坐所には、厚く坐物と敷き、上に蒲団を用う」―道元禅師『普勧坐禅儀』[ 坐禅をするところには、厚い坐物(ざもつ)を敷いて、上に座蒲(ざふ=丸いクッション)を使用する ]
坐禅は苦行ではありません。
坐禅には、厚い四角い座布団を敷き、上に丸いクッションである座蒲を用いて、快適に坐禅せよと道元禅師がお示しです。
(夏は涼しくして、冬は暖かくして坐禅をせよともお示しです 吹きっさらしのところで坐禅するな etc.とお示しです
[管理人註] 「厳しい修行」が大好きなテレビでは報道してくれませんが、寒い地方の専門僧堂には禅堂に暖房があります)
自宅坐禅用の座布団の販売がされています

座布(ざふ)という丸いクッションは簡単に入手できますが、その下に敷く四角い布団が中々ありません。
座布を直に畳の上に置くと、膝がすべり、身体がずれて来ます。当然長時間の坐禅に耐えられません。
座布をフローリングの上に置いて坐禅すると、床に当たった膝が痛みます。
従いまして、座布の下に何か必要なのですが、普通の座布団は何もないよりましですが、大きさが足りません。80cmほどが必要になるのです。
よって、坐禅専用の座布団をふとん屋さんに作ってもらうしかなかったのです。
このたび、神戸の坐る会/神戸坐禅会で、坐禅用として十分な大きさとクッション性を持った座布団の試作を重ねて、メーカーに特注した坐禅用座布団の頒布が開始されました。
インターネット通販で「坐る会」から購入することができます。

坐禅にふさわしい分厚い座布団となっています。
自宅坐禅用や坐禅会場にどうぞ。
サイズや値段、注文方法など
坐禅用座布団の頒布についてはこちらをご覧ください

【特注の坐禅用座布団の特徴】
・大きな体格の人が使用しても、結跏趺坐(けっかふざ)や半跏趺坐(はんかふざ)を組んだ脚がはみ出ないようなサイズになっています
・厚さも検討を重ねて作成されています
・中に入れる綿の材質や割合など試作を重ねてできた座布団です(長年の坐禅に耐えられるように考えてあります)
綿だけだとヘタってしまい、固くなります。固くなると長時間の坐禅をすると身体がこわばります。
化繊だけを使うとふわふわ過ぎます。ふわふわ過ぎると身体が安定しなくなります。
その綿と化繊(ポリエステル)の配合割合を色々とテストして最適な柔らかさと厚さを実現しました
・近所のふとん屋さんに頼むよりも割安な価格になっています
・柄が無地でないのが気になる方がいらっしゃるかもしれませんが、さすがに坐禅中に視界には入ってきませんので邪魔にはなりません。コストダウンを図るために、この柄になりました。
特製・座禅用座布団の詳細についてはこちらをご覧ください
管理人はそれまで、こんなの(右図)を座布団代わりに使い、このマットの上に丸い座布を置いて坐禅していましたが、高価ですし、長すぎました

座布団とセットで用いる「座蒲」「坐布」ざふ の入手
坐禅用の座蒲(丸いクッション)については、大きさは、1尺または1.1尺くらいのをおすすめします
http://tinyurl.com/zazenzafu ←色々なのを比較検討したい方はこちらを
http://store.shopping.yahoo.co.jp/zafu-enchudo/nf9t2nh3id.html (円中堂) ※ ←おすすめのを教えてほしい方はこちらを
※ 円中堂のを代引きで購入したい場合はこちらを
他のも色々使ってみた結果、円中堂の座布をおすすめする理由:
・値段が安い
・中にパンヤが大量に詰めてあるので、それをある程度取り出して(ファスナーを開いて)適当な厚さにして使える
・使い続けるとへたって来るが、取り出しておいたパンヤを補充して、厚さを取り戻せる
・他店でパンヤが少ないものを購入してしまうと、すぐにペチャンコになり、使えなくなる (パンヤだけの入手は困難)
円中堂では色は黒のみです(道場では黒のが標準defaultです)。ビロード生地のは販売されていません(2018年3月現在)
(ビロードや別珍のは滑り止めにもなりますし、質感が良く、高級感があります 但しビロードでないものは滑るわけではありません ビロードでない方が、座布に乗ってクルッと身体を回転させる時に回りやすいです)
【注 意】座布団と座布はセットで使いますので、この同一記事でご紹介していますが、ご注文に当たっては、取扱責任者/配送元が個々別々ですので、それぞれ別々にご注文下さいませ。
当サイトでお知らせしています、書籍やDVDにつきましても、何人かのご協力者様が、日常の仕事や参禅修行の合間にそれぞれの活動(ボランティア)として、別々に書籍の発行、DVDの発行をされています。
それらを取りまとめて一緒にご注文ということはできかねます。
お手数ですが、それぞれよろしくお願いいたします。